東日本大震災被災文化財復旧支援事業による文化財保存修復助成対象事業について

東日本大震災で被災した文化財のうち、緊急的な保護を必要としているものや、今後の復興において、地域の人々の心の拠りどころとなるものの復旧に対して助成を行っております。
H23年度およびH24年度(詳細)

助成件数と助成額

[平成23年度]

2件(文化財レスキュー助成1件、建造物1件)
41,000千円

[平成24年度]

79件(文化財レスキュー助成2件、美術工芸11件、建造物43件、記念物2件、無形21件)
113,233千円

H25年度被災文化財復旧支援事業決定一覧(pdf)

助成物件の例

[美術工芸の例]

木造 阿弥陀如来坐像

木造 阿弥陀如来坐像(安国寺)【宮城県指定有形文化財】

地震により台座より落下し、き損

[建造物の例]

角星店舗

角星店舗【国登録有形文化財】

津波によって流され、き損

男山本店店舗

男山本店店舗【国登録有形文化財】

津波によって流され、き損

参考

助成対象:東日本大震災により被災した文化財の修理、復旧等にかかわる事業

  • (1)国の登録文化財
  • (2)都道府県、市町村の条例に基づく文化財
  • (3)指定等されていないが、(1)(2)に準ずる価値のある文化財

申請期間:平成23年12月10日~平成24年2月29日

募金(寄付金)の状況等:東日本大震災被災文化財の救援・復旧のための募金(寄付金)につきましては、個人、団体、企業など多くの方々からの暖かいご支援をいただきました。なお、募金については当財団理事長からの呼びかけのみならず、下記関係機関等とも連携し、広く呼びかけを行い、当財団に受け入れました。

  • (1) 文化庁長官による募金の呼びかけ
  • (2) ワールド・モニュメント財団との連携により、「東日本大震災被災文化財復旧支援事業(Save Our Culture[SOC])心を救う、文化で救う」キャンペーン(協力:文化庁、東京芸術大学)による募金の呼びかけ
  • (3) 日本サムスンとの連携により、「平山郁夫・文化財赤十字プロジェクト―東日本大震災被災文化財修復支援事業」キャンペーンによる募金の呼びかけ
注1)東日本大震災被災文化財復旧支援事業(Save Our Culture: 以下「SOC」)

東日本大震災で被災した文化財の復旧支援活動の一環として、ワールド・モニュメント財団と連携し、被災地域主導による文化財復旧活動を行う事業。現在、広く国内外に支援を訴えるキャンペーンを実施。

注2)ワールド・モニュメント財団(World Monument Fund:以下「WMF」)

WMFとは、国や文化の枠を越えて歴史的建造物などの文化遺産の保護を行うため、1965年にニューヨーク(米国)に設立された非営利民間組織。

注3)平山郁夫・文化財赤十字プロジェクト-東日本大震災被災文化財修復支援事業

日本サムスンが行う、故・平山郁夫氏が提唱した「文化財赤十字構想」に基づき、公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団と連携し、被災文化財の修復を支援する活動。

担当

公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団

専務理事 小宮 浩  事務局長 湯浅 芳雄

電話:03-5685-2311

文化財保護・芸術研究助成財団
https://www.bunkazai.or.jp/

Save Our Culture (SOC)
http://save-our-culture.jp/

ワールド・モニュメント財団
http://www.wmf.org/

日本サムスン
http://japan.samsung.com/csr/socialjapan/bunkazai/index.html

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